daughter ≒ mother わたしとママ
vol.07 Mother’s day special / Millie Okada・Koharu Sakai

5月10日(金)に行われた、岡田美里さん、堺小春さんご出演のLIVE配信のアーカイブはこちら。



温かな空気をまとい、柔らかく笑う表情は、母と娘でどことなく似ている。
30年のときを共にし、ずっといい関係を続けていることを容易に感じられる空気感だ。

岡田美里さんと堺小春さん親子がI.T.’S. internationalの洋服を纏い、これまでと今と、これからについての話をしてくださいました。

いまの、居心地のいい関係

10代からモデル、タレントとして活躍し続け、さらには自身のブランドを立ち上げるなど、常に私たちに素敵な笑顔を届けてくれている美里さん。

表舞台で立ち続けることの苦労も知る彼女だからこそ、次女の小春さんが女優の道を志すと打ち明けたときは猛反対したという。

Koharu「人生で一度だけ、母と喧嘩したことがあります。私が役者をやると言ったとき、2週間くらい口を聞かなかったかな」
Millie「社会保険もないし、家のローンだって組みづらい。具体的な大変さを伝えながら猛反対しましたよ」
Koharu「反対されたことで、絶対にやってやる!という気持ちになりました。勝手にオーディションに応募して、受かったときにようやく認めてくれましたね。そこからはもう…ステージママです(笑)」

今では小春さんが出演するとなると、ひとつの舞台に4度足を運ぶほど、その活躍を思い切り楽しみながら、ときに食事面のサポートもしているそうだ。

Koharu「舞台の仕事が入ると、帰ってご飯を作る体力が残っていないことも多いので、そういうときは母に頼っています。きんぴらごぼうとか、ほっとするご飯を作ってもらいますね。自分でご飯を作るときも分からなくなると電話したり、どこの調理器具が良いのかを聞いたり…ちょっとしたことをすぐに聞ける存在です」

大きな悩みを相談するのではなく、ちょっとしたことをいつでも聞ける関係が、二人の居心地いい関係のようだ。

美里さん着用アイテム

小春さん着用アイテム

子供の頃からずっと、一緒に楽しむスタイル

Millie「私にとって娘は16歳くらいのままなんです。子育てをしてきたっていう感じはないかな。何かをしなさいとか、命令することもしませんでした。親の権力を振りかざすようなことはしないように、と思いながら自由にやってきましたね」
Koharu「それは今も変わってないよね」
Millie「姉妹に喧嘩してほしくなかったので、取っ組み合いになりそうでも、ちょっと手前のときに『一緒に小麦粘土しよう』って誘っていました。その繰り返し。どうしてか小麦粘土をすれば喧嘩しなくなるんですよ」
Koharu「結局大きくなっても姉とは一度も喧嘩していませんね(笑)」
Millie「今も娘との関係はほとんど変わっていません。でもやっぱり離れて暮らしているし、それぞれ仕事もあるので頻繁に会うことはないんです。だから娘とランチできるとわかっているときは、ワクワクしちゃいますね。娘たちはファッショニスタさんなんで、何を着ていくかも悩みます(笑)」

オモチャもテレビも、子供の遊びはどんどん自然から離れている時代だが、美里さんの魔法の言葉「小麦粘土をしよう」からスタートした、何でも一緒に楽しむスタイル。
クリエイティブや自然と楽しむことのできる小春さんの感性は、きっと幼少期のそんな経験からきたものだろう。

久しぶりに会うときの高揚感こそあるけれど、そのスタイルは今も変わらない。

美里さん着用アイテム

小春さん着用アイテム

自分に寄り添う服

今回の撮影でも、肌に触れると気持ちいい、さらっとした白シャツやワンピースを上品に着こなしてくれた美里さん。
娘たちをファッショニスタだと言ったが、彼女もまた、いつまでも大人の女性たちのファッションをリードする存在だ。

Millie「一緒に住んでたときはお洋服の貸し借りをよくしていましたね」
Koharu「クローゼットは共有してたしね。ママに貸して返ってきてないものもありますよ」
Millie「え~~??」
Koharu「母はずっと好きな服が変わらないですね。“ママぽ”だよねっていう服をいつも選んでいます。今回の撮影で着た服も”ママぽ“で似合っていました」

“ママぽ”とは、ママっぽいことを表す親子の間の独自ワード。“ママぽ”をよく知る娘から、誕生日に洋服をギフトしたこともあるという。

Koharu「私はファッションが大好きで、大学生のときくらいからはまっていきました。365日、毎日違うコーディネートをしていた時期もあったくらいです」

小春さんがカジュアルな服を品よく着こなす姿をSNSで見たことがある人も多いだろう。そんな彼女が母のために選んだ服は、きっと間違いない。

自分らしさを熟知した二人は、自分に寄り添う服も知り尽くし、服を長く愛することができるのだ。

美里さん着用アイテム

小春さん着用アイテム

ふたりのこれから、未来

Millie「主役になって落ちていくかもしれない存在ではなく、2番手3番手でも良いから、何歳になっても仕事がなくならないことが大事だと思います」
Koharu「細く長く、というのは母に学んだことです。小さなお仕事でもずっと、おばあさんになるまでやっていきたいと思っています」
Millie「そうするとママが面倒見なきゃね」
Koharu「(笑)私のビジョンの中には自分だけでなく、母もいるんです。例えば子供が生まれても、家庭と役者という二つのジャンルがうまく共存すればいいなと思います。そのためには母が必須なんです」

母としての役割に加え、美里さんは仕事人として、この春から歌番組のメイン司会を務めるなど、まだまだ娘と肩を並べる存在だ。

Millie「娘たちが自分の手をはなれたときに、自分の中でもう一度クリエイティビティが湧き上がりました。新しい仕事も受けられるようになったので、道を追求して勉強し続けたいです」

これからもずっと、二人の笑顔を見ることができそうだ。

岡田 美里さん / Millie Okada

聖心女子大学 文学部教育学科 初等教育学 卒業後、雑誌「POPEYE」のモデルなどで活動したのち22歳の時にNX「ロスアンゼルスオリンピック」キャスターとしてデビュー。
キャスターとしてだけでなく、大河ドラマ「武田信玄」出演など女優としても活躍。20代ではレギュラー7本を抱えた。
28歳で結婚後「婦人女性誌の表紙を最も多く飾った女性」に3年連続で選出された。
2003年に訪れた祖母の国デンマークで1835年創業の老舗紅茶専門店「A.C.Perch’s」と出会い、世界初の支店を日本に進出させ、代々木上原と兵庫県芦屋に店舗を出店。その翌年に日本紅茶協会の名誉ティーインストラクターに就任、2012年に功労賞を受賞した。
この春から、BS朝日毎週土曜日夜7時~「人生、歌がある」のメイン司会者を務める。
幼馴染のパートナーと2022年5月14日に入籍。祖母はデンマーク人、父はE.H.エリック、叔父は岡田真澄。
デザイナーの長女(1990年生まれ)、舞台女優の次女堺小春さん(1994年生まれ)がいる。

堺 小春さん / Koharu Sakai

東京都出身。2005年ミュージカル『アニー』でデビュー。2015年舞台『転校生』オーディションに合格、以降本格的に俳優活動を開始。2018年、舞台『金魚鉢のなかの少女』初主演。主な出演作に舞台『北齋漫畫』(19)、『阿呆浪士』(20)、『みんながらくた』(21)、『夏の夜の夢』(22)、『カミの森』『フートボールの時間』(23)、『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』(21・23)、ドラマ『いだてん』(NHK)、『プロミスシンデレラ』(TBS)、『逃亡医F』(NTV)、映画『曇天に笑う』、『コンプリシティ優しい共犯』などがある。